善通寺市立与北小学校・善通寺市立吉原小学校の学校行事(多度津港)

概要
- 日付 2026年10月16日(金)
- 寄港先 多度津港
- 備考 当日は、一般のお客様はご乗船いただけません。
当日の様子
・参加者数:63名
・実施内容:
2026年10月16日、善通寺市立与北小学校の皆さん、善通寺市立吉原小学校の皆さんが、多度津港に寄港したほんのもり号に会いに来てくれました。
まずは吉原小学校の皆さんが多度津港からほんのもり号クルーズに出発しました。

吉原小学校のある学年の児童の皆さんは、先生とほんのもり号に乗船するためのいくつかの約束事をしたそう。先生が約束事を確認すると、児童の皆さんが「いのちをまもる」という大事な約束を声に出しながら、ほんのもりクルーズがスタートしました。
先生の「本を選んでみましょう」の一言に、こどもたちは船内の棚から本を選びます。
「この本、学校の授業で習った!」と、ほんのもり号スタッフに見せてくれた本は、二匹のカエルが主人公の本。知っている話とは違う物語が載っている本だったようで、その本を片手にほんのもり号の中を探検して、お気に入りのスペースを探してくれました。
屋上デッキでは、船の振動で手すりが震える様子を観察するこどもがいました。
金属製の白い手すりは、手でギュッとつかむとその震えが止まります。しかし手を離すと、ブルブルと振動が止まりません。「振動しているところに指の爪をたててみると面白い」とこどもたちは船の振動を爪で感じ取っていました。


香川で活躍している船のぬり絵では、海の塗り方に工夫する児童がいました。「色鉛筆を寝かして色を塗ると、いい感じに塗れるよ」と水色の色鉛筆で実演してくれました。綺麗に風合いが出ていて、「よく知っているなあ…」とほんのもり号スタッフは感心して、担任の先生に伝えると、先生が図工の授業でみんなに教えた塗り方だったそうです。先生は児童がその塗り方をしている様子を見て、とても嬉しそうでした。
多度津港の周辺には、魚を獲る船がたくさんいましたが、こどもたちはその船に向かって「やっほー!」とみんなで声を合わせて挨拶をしていました。こどもたちの挨拶に、大きく手を振り返してくれる人たちばかりで、こどもたちは大喜びです。ぬり絵をするこどもの中には、ぬり絵の中に、手を振り返してくれた船に乗った人の絵を描き入れるこどもがいました。



2回目のクルーズでは、屋上デッキで、担任の先生による読み聞かせが行われました。
「絶対、ページをめくっちゃだめだよ」と何度もいう絵本の登場人物に、こどもたちは次のページが見たくて仕方がありません。「絶対にめくらないでー!」という先生の読み聞かせの声と同時に、こどもたちが絵本のページをめくります。


続いて、善通寺市立与北小学校の皆さんのクルーズです。
多度津港を出発すると、ほんのもり号からはいろいろなものが見えてきます。
「おっきな船がある!」「瀬戸大橋が見えた!」「ほんまや!」…こどもたちの楽しそうな声が船内に響きます。
複数の学年の児童たちが一緒に乗船してくれたのですが、ほんのもり号の中で他の学年の友だちすれ違うときには名前を呼びながら「やっほー!」と、あいさつしあう姿がありました。
「歴史の本を読みたい!」と探す児童たち。花火の歴史が書いてある本を手渡すと、たまたま開いたページには浮世絵が載っていました。「浮世絵!!」と感動した様子の児童は、担任の先生に浮世絵を報告していました。この日の社会の授業で浮世絵のことを勉強したそうで、ほんのもり号で見た本の中に浮世絵を発見するその偶然に驚いていました。
屋上デッキで楽しむこどもたちからは、「あの船なに?」という疑問がでました。ほんのもり号スタッフが、たくさん本が並ぶ本棚の中から、いろいろな種類の船が載っている本を手渡すと、目の前にいる船を探してページをめくります。「タグボートだ!」と、目の前で運航されている船を、本の中で見つけたこどもたちはとても嬉しそう。海の上で出合った船の正体が判明したその後もページをめくり、本を楽しんでくれました。


ほんのもり号の船内に置いてある段ボールでできた小さなほんのもり号を見て、「これ、図書館で見た!!!」と複数の児童が教えてくれました。
今年度、ほんのもり号とともに瀬戸内海を旅する本たちが、「ほんのもり号文庫巡回展示」と銘打って、香川県内の図書館等を巡っています。こどもたちはその展示を図書館で楽しんでくれたようです。
地域の図書館をこどもたちが訪れるということは、本を読むということがこどもたちの生活の中に根付いているんだな、と、ほんのもり号スタッフは嬉しく感じました。
この日、ほんのもり号スタッフがお話した与北小学校の先生のこどもたちへの熱い想いが、ほんのもり号スタッフの胸に残っています。そのお話の中で、「みんな、ほんのもり号に乗るのを楽しみにしていたんです。」と教えてくれました。先生のクラスのこどもたちは「先生、見てー!」と、先生とほんのもり号で見た景色や本の感想を共有したくてたまらない様子です。
多度津港に到着したみなさんは、ほんのもり号でみつけた読んでみたい本とともに下船しました。ほんのもり号で借りた本は、ほんのもり号の感想カードへ感想を書き添えて返却してくれるそうです。みなさんが書いたメッセージは、ほんのもり号と一緒に瀬戸内海を旅して、次にその本を手に取る「だれか」の元に届きます。
ほんのもり号スタッフは、返却された本につけてくれる直筆の感想を読むことを楽しみにしています。
